楽天ペイメント株式会社

楽天ペイメントではキャッシュレス決済サービスを軸として、多くのイノベーションを世に送り出してきた。楽天にしかできない価値創造に挑み続けることで、キャッシュレス化の推進に大きく寄与していると言っても過言ではない。その最前線でさまざまな課題を解決へと導き、次なるイノベーションにつながる施策に取り組んでいるのが、戦略室のメンバーたちだ。

私たちのミッション・取り巻く課題

「価値観のリデザイン」を核として
新たな事業・サービスの創出にも挑む。

戦略室のミッションは、「経営支援」「課題解決」「成長戦略」の3つ。それらを進める中で意識しているのが、これまでの価値観のリデザインだという。楽天が持つビッグデータを最大限に活用した最適な顧客体験の提供、楽天グループや楽天サービスとのシナジー強化を推進しながら、新たな事業・サービスの創出にも取り組んでいる。

メンバー

  • ストラテジックプランニング

    Daiki

  • ストラテジックプランニング

    Sachiko

  • ストラテジックプランニング

    Tessy

  • セールス

    Tom

世界的にも類を見ないIDデータ。
その活用でさらなる価値を提案する。

楽天ペイメントのイノベーションを支えているのが、ユーザID、ポイントプログラム、ビッグデータといった楽天サービスが持つアセットと、70を超えるサービス群だ。
その掛け合わせにより生まれるビッグデータの強みは、1つのIDに購入や行動などさまざまなデータがつながっていることにある。

例えば、パートナー企業の販促キャンペーンで「楽天ペイアプリ」や「楽天ポイントカード」などのアセットを活用してもらえれば、ユーザIDを使った行動分析が可能となる。

さらに、楽天ポイントを貯める/使えることも他社にはない強いトリガーとなり得る。累計発行ポイントは4.1兆(2024年Q1時点)を超え、貯めたいポイントNo.1にも選ばれているという圧倒的な実績をもっている。

  • Tom“分析したデータを活用することで売上アップや新規ユーザの集客といったマーケティング支援にも寄与できます。また、その企業に合ったソリューション提案ができるサービスの創出にもつながっています”

  • Sachiko“その人がどんな人なのか。それをここまでクリアに見られるIDは日本でも海外でも類を見ないもの。それをプロモーションだけではなく、マーケティングやプロダクトにもさらに生かしていく。それが戦略部のチャレンジです”

スタジアムの完全キャッシュレス化。先駆的な挑戦が社会的意義の発信にもつながった。

楽天ペイメントが提供するキャッシュレス決済サービスと、楽天のグループのアセットによるイノベーションとして挙げられるのが、スタジアムにおける完全キャッシュレス化だ。プロ野球チーム「東北楽天ゴールデンイーグルス」、J1プロサッカーチーム「ヴィッセル神戸」のホームスタジアムを対象として、2018年秋にプロジェクトがスタート。2019年開幕までの準備期間は5か月ほどしかなかった。

事業横断のプロジェクトとして楽天ペイメントの戦略部メンバーに加え、楽天ペイ、楽天Edy、楽天カードの担当者、楽天イーグルスやヴィッセル神戸の担当者もアサインされた。短期間でプロジェクトのスタートができたのは、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済、ポイントカードなどすべて楽天のアセットで対応できたことが大きい。
さらに、楽天のマンパワーも活きた。開幕当日はスタジアムにペイメント社員が足を運び、アプリのダウンロードやキャッシュレスサービスの説明を担当したという。

社会的意義は大きく、他のスタジアムでもキャッシュレス化が進んでいる。戦略部が目指したのは、キャッシュレス化が横展開し、その可能性を広げることにもなった。

  • Sachiko“現金が全く使えなくても売上はアップ。レジの待ち時間が減り、お客さまとのコミュニケーションに割ける時間も増えました。利便性を高めること以外にもキャッシュレスを導入する意義があることを発信できたと思います”

  • Daiki“複数の決済プロトコルがあるという強みを生かし、高齢者やキャッシュレス初心者まで幅広い層の取り込みにも成功しました。我々が先行して良い事例を作れたと自負しています”

最適な顧客体験を創造し、
新たなマーケットを拡大する。

1つのID、1つのポイントでつながるアセットを生かした新たな試みも展開されている。そのひとつが、楽天市場などのECサイト(オンライン)と実店舗(オフライン)を融合したOMOだ。
インターネットだけの買い物では完結しづらい、家電製品やファッション分野を中心とした取り組みで、オンラインとオフラインで得たデータを使い、最適な顧客体験を提供。より効果的なマーケティングが可能となった。

さらに、現在持っているアセットにどう新しい要素を加えられるという実験的な取り組みも行われている。大手ホテルチェーンと協業した取り組みでは、楽天ポイントを使った宿泊キャンペーンで得られたユーザのデータを分析。目指したのは、ユーザがより満足する体験を創出するという次の取り組みへとステップアップする仕掛けづくりだ。

  • Tessy“楽天のブランド力は強く、お買い物にまつわるサービスを提供しているというイメージを生かした展開もしやすい。お買い物の楽しさはもちろん、お金との付き合い方という価値醸成ができることも楽天ならではだと思います”

ONEPaymentで実現する
さらなる利便性とキャッシュレス推進。

楽天ペイメントのキャッシュレス決済サービスは、楽天グループの中でも取扱高が非常に高い。ユーザの取り込みが直接的に日本におけるキャッシュレス比率にも関わってくる。国が目標とするキャッシュレス比率40%という課題にもコミットし、社会的意義も高い事業となっている。

次の展開として戦略部が手がけているのは、「ONE Payment」。楽天グループの決済に関するサービスを「楽天ペイアプリ」に集約することで、利便性を高めることはもちろん、サービスのクロスユースも目的としている。それにより、アプリの媒体力や送客力もアップでき、パートナー企業にもより有益な情報を提供できる。
さらに、買い物でできる体験をさらに増やすことも「ONE Payment」が目指すの姿のひとつだ。

  • Tom“私たち楽天がパートナー企業とユーザの接点をつくり、変化するマーケティング手法に対応した施策も提案していく。キャッシュレス化推進はもちろん、さまざまな価値創造の意義が一つひとつのビジネス展開で発揮されています”

  • Tessy“「オトク・楽しい」という顧客体験をより向上させて、「楽天ペイアプリ」から決済にまつわる新たな価値創造を届けていきたいと考えています”

今後のビジョン

戦略部が見据える未来のビジョンは、お金の在り方のリデザイン。お金との付き合い方、買い物全体の新たな価値を創造するには、楽天グループのシナジーが必要だとDaikiは語る。

  • Daiki“楽天ポイントのサービスは、キャンペーンの時にはより高いポイント還元をしています。世界的にもあまり例がなく、楽天がポイントという価値をつくり、変えてきた。グループのシナジーを生かして、お金の在り方のリデザインに挑んでいきたいですね”

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